疾患・特集

禁煙を実行するための4つの秘けつ

実行の秘けつ1 離脱症状に打ち勝つ

禁煙を成功させるために、禁煙後に起こる事態を把握しておきます。

禁煙を始めると、さまざまな離脱症状(いわゆる禁断症状)が現れます。その主なものはたばこを吸いたくてイライラしたり、頭痛がするなどですが、すべての症状が全員に出るというわけではなく、程度も人によって異なります。
離脱症状の多くは体内からニコチンが抜けていくことで、ニコチン依存になっていた体が起こす反応です。禁煙開始後1週間程度、長くても2~3週間で消失し、ピークは3、4日目くらいまでです。

実行の秘けつ2 吸いたい気持ちをコントロールする

長年の習慣から、たばこがないと口さみしかったり、手持ちぶさたを感じる人は多いようです。無意識にたばこを口にしてしまうことがないよう、吸いたくなる衝動のコントロール法を考えておきます。

実行の秘けつ3 自分へのほうびを考える

禁煙を続けるには努力が必要です。
その努力を少しでも容易にするための方法として、禁煙成功後に自分になにかプレゼントをすることを考えてみます。
事前に何をほうびにするかを考え、つらくなったらそのことを思い出すのです。オリンピックでのマラソン優勝後に有森裕子選手が「自分を誉めてあげたい」と言った、あの気分です。

実行の秘けつ4 禁煙実行後の生活の仕方を考える

日常生活にもちょっとした工夫をすると、禁煙が無理なく続けやすくなります。生活パターンに合わせて自分なりに工夫してみてください。