疾患・特集

歩き方による消費カロリーの違い

おすすめは「速歩」

余分なエネルギーを消費したり、健康な体づくりのために、1日1万歩は歩こうと厚生労働省などが進めています。
歩き方によって消費されるカロリーはずいぶん違います。

成人が安静時に消費するカロリーは、1分間に約1kcalです。

歩行の種類 毎分の距離 スピード感の目安 毎分消費カロリー 300kcalを消費する時間
散歩 50m 文字どおりブラブラ歩き 2.7kcal 110分
平常歩 75m 意識しないで普通に歩く 3.3kcal 90分
速歩 90m 大またでサッサッと歩く 4.2kcal 60分
急歩 120m 大またで力強く息を切って歩く 7.9kcal 38分

体重60kgの人で計算
出典:波多野義郎ほか、1985年

散歩、平常歩、速歩、急歩とカテゴリー分けしてありますが、これはあくまでも目安です。酸素を多く取り入れる運動としてのいわゆるエアロビクスのレベルでは、速歩に取り組むことをお勧めします。
これだと、300kcalは、約1時間で消費できます。結果として身体活動を活発にし、健康づくりに役立ちます。

長続きする歩き方をする

速歩や急歩が消費するカロリーが多いとはいえ、毎回、速歩や急歩ができるとは限りません。疲れている場合もあります。その時は散歩でも平常歩でもいいのです。
無理を続けて結果的に休んでしまうよりも、自分に適した歩き方を見つけてマイペースで長続きさせることが大切です。