疾患・特集

ランナーの食事法の原則

「空腹で走る」「おなかいっぱいで走る」は避ける

空腹時には血糖値が低くなっていますので、その状態で走ると血液中の遊離脂肪酸が多くなり、心臓に支障をきたす場合があるともいわれています。
そのため、走る前には軽く食事をとり、血糖値を上げます。血糖値の上がり方がゆっくりの方が運動には適しています。
というのは、血糖値が急に上がると、脂肪をエネルギーとして利用するのを抑えてしまうからです。走る前には、血糖値をゆっくり上げるご飯とかパスタ類などの炭水化物を中心に取るようにします。
ただし、満腹状態は内臓に負担をかけるだけですから、最低30分から1時間は食休みをしてからスタートします。

走った後は、水分やビタミン、ミネラルを補給する

牛乳、ヨーグルト、果物、果汁100%ジュース、スポーツドリンクなどが良いです。
普通の大人は1日平均2.5Lの水分が必要なのに対して、持久的スポーツ選手ではその値が4~5Lにも達するといわれていますので、このことからも適度な水分補給が必要なわけです。