疾患・特集

ストレッチングでけがをしないために

ストレッチする際に気を付けるポイント

ストレッチングは、それほど面倒な決まりはありませんが、ストレッチする際に気を付けておいた方がいい点が幾つかあります。

1.目的をしっかり考える

ストレッチングを、何のためにやるのか、しっかりと目的を考えます。運動する前のウォームアップや終わった後のクールダウンなのか、疲れを取るためなのか、あるいは良く使う筋肉を鍛えるためなのかを確認しておきましょう。

2.主働筋と拮抗筋とを交互にストレッチング

筋肉には、主働筋(曲げたり伸ばす筋肉)と拮抗筋(主働筋の反対の作用をする筋肉)があります。主働筋が緊張して収縮すると拮抗筋が弛緩してリラックスする関係にありますので、両者を交互にストレッチングすると、より効果的です。

3.いきなり強くストレッチしない

ある程度、筋肉の緊張が感じられるところまでストレッチしないと効果は出ません。しかし、いきなり強いストレッチングで痛みが出てはやり過ぎです。徐々に徐々にという考え方が大切です。 反対にゆる過ぎでは効果がありません。

4.少しずつ息を吐きながら

筋肉が硬いと、筋肉を伸ばしてもすぐに戻ってしまいます。少しずつ、筋肉を気持ち良く伸ばせるようにするために、息を吐きながら行います。
次にもう一度元に戻し、さらにもう1回、前よりは少し長めに息を吐きながらストレッチします。筋肉が柔らかくなるにつれて、長く息を吐き続けることができるようになります。