疾患・特集

筋肉はバランスよく鍛える

筋肉は体を動かしているだけではない

人間には、大小400もの筋肉があります。それらの収縮運動によって関節を動かして手足をはたらかせています。
こうした役割の他に、筋肉は収縮と弛緩によって血液循環に関与したり、エネルギー源のグリコーゲンを貯蔵したり、運動を長く続けていることで脂肪を燃やすはたらきをします。
筋肉は、スムーズな動きをする上でなくてはならないと同時に、エネルギーを消費するはたらきもしているのです。

鍛えれば強くなる

筋力は、おおよそ20代にピークに達し、特別なトレーニングをしない限り、後は衰える一方です。しかし、鍛え方によっては、青年時代の筋力を維持できるのです。
人間の筋肉には、心臓以外の臓器を形作る「平滑筋」と「心筋」、それに「骨格筋」とがあります。前二者は、人間の意志ではどうしようもない不随意筋と呼ばれるものですが、骨格筋は、意志次第でコントロールできます。
骨格筋は線維の束ですが、筋力を上げるというのは、この線維を太くすることなのです。