疾患・特集

「時間がない」「場所がない」というのは本当ですか?

「時間がない」ということはない

太り気味で健康診断ごとに「運動しなさい」と言われ、自分もそうだと思いながら、なかなか実行が伴わないものです。その場合の言い訳は「時間がない、場所がない」ということがほとんどのようです。
しかし、それは「時間がない」と言って運動しない理由を探しているのではないでしょうか。確かに、水泳をしたり、テニスをしたりするにはまとまった時間が必要です。
しかし、まとまった時間がなくてもできる運動もあるのです。例えば、何かのついでに15分歩く時間を見つけてみます。外出時に本屋まで足を伸ばす、昼食時に遠い食堂へ行く、あるいはコースを変えてみる、そんなちょっとした時間を歩くことに使うだけでいいのです。そして時間を見つけると同時に大事なのが、歩く楽しさも見つけることです。そうすれば、やがて歩くことが少しも苦にならなくなります。

今までのライフスタイルをほんの少し変えてみる

いろいろ言い訳をして運動しない人は、結局、それまでのライフスタイルや日常行動が習慣となっていて、それにしがみついていることが楽だからではないでしょうか。
運動が健康にいいと思ったら、それまでのライフスタイルをほんの少し変えてみます。大きく変えようとすると無理が出て長続きしません。ほんの少し変えることの積み重ねが、やがて大きく変えることになるかも知れません。