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落雷事故は年間50件以上

落雷時の安全対策

夏の自然災害の中で件数が一番多いのが落雷事故。
年間50件以上起きていますが、そのほとんどが注意すれば防げたものばかりです。
安全対策として次のことに注意が必要です。

  1. 遠くの雷鳴に注意する
    事故をよく見ると、周囲に何もない、野球場、ゴルフ場、サッカー場などで起きています。こういう場所で運動をしているうちに雷鳴が聞こえたら、たとえ遠くであっても非難した方がいいのです。雷雲から10km離れた場所に落ちるケースもあるので、油断は禁物です。
  2. 低い所へ避難する
    登山の途中で天候が急変し、雷鳴を聞いたら迅速に、できるだけ低い場所へ移動します。
  3. その場に伏せる
    間に合わない時は、平坦地でもその場に伏せます。なるべく低い姿勢の方が安全になるのです。
  4. 4m以上の物体から2m離れて避難する
    樹木の真下にいると、幹を伝わって感電する恐れがあります。幹から2m以上離れることが必要です。この場合も3同様、姿勢を低くすることにより安全度が高まります。
  5. 一ヵ所に固まらない
    一ヵ所に固まっていると、その人数全体の危険度が高まります。ばらばらに散って、地面に伏せるようにします。
  6. ラケット、クラブ、釣竿は手放す
    雷は、伝導性に関係なく高く突き出たものに落ちます。金属、非金属かどうかは無関係ですし、人体も例外ではありません。