疾患・特集

起きがけの運動には水分が不可欠

起きたら、まず水分

人間の血液は、さらさらと流れているようで固まりやすいという性質を持っています。血液は一日のうちでも、特に、起床してから3時間位がもっとも固まりやすいのです。それは、睡眠中に水分が補給されなかったため、血液が濃縮されて粘ちゅう度が高まっているからです。
日常生活の中でも、かつては朝は1杯のお茶から始まりました。これは、朝起きたら水分を補給し血液の粘ちゅう度を下げる役割を果たしていました。いつの間にか私たちの習慣になったものと思われます。
早朝から運動する場合は、まず1杯の水を飲んでから始めると、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。

ウォーミングアップを忘れずに

忘れてはならないのがウォーミングアップです。まだ体がしっかり目を覚ましていない早朝の運動では、特に重要です。体を少しずつほぐして、筋肉などの血流を良くしておくと、事故やけがなど最悪の事態の防止につながります。