運動は健康にとって大変いいのですが、高血圧であったり、心臓に疾患を持っている人は、専門医の指導を受けてから取り組むのが鉄則です。本人は、自分の病気を軽く見てしまうことが多いのです。
毎年、ジョギングやマラソン中に倒れ、そのまま亡くなる人が跡を断ちません。
そのほとんどは心臓病を指摘されていたり、高血圧で治療中だったという人が少なくありません。
ではどうして、と考えるのはしごく当たり前のことですが、自分の病気を軽く見て、「少しぐらい走っても」と思った結果です。
「ぼくは時々健康診断を受けているから大丈夫」という例が多いのですが、なかには、健康診断では異常が出なくても、心不全などで倒れ、亡くなった例もあります。
健康診断の結果はその時点でのことであって、それ以後も異常なしといっているわけではありません。
日常の体調の不調のチェック項目は、次の13項目です(野間口英敏=東海大学体育学部教授 考案)。