中高年でひざの悪い人は意外と多いのですが、原因として、ひざの老化で起こす変
形性ひざ関節症があります。その治療と予防には、ひざを伸ばす筋力をつけるサイク
リングがうってつけです。
変形性ひざ関節症には、体重を減らすことも大切ですが、減量しようとしてもたい
ていの運動はひざに負担が掛かります。
ひざに負担が掛からない運動として水泳もあげられますが、水泳の場合、苦手な人もいますし、いつでもどこでもできるものでもありません。
そこでお勧めなのがサイクリングです。普通の自転車でも十分な運動になりますし、
ペダルをこぐ動作では、ひざへの負担は少ないものなのです。
運動としてだけではなくサイクリングには、いろいろな楽しみがあります。
都心の
休日ならば車の少なくなった街を走ると、新しい発見もあります。郊外ならば、季節
ごとの風景を楽しむこともできます。
大切なことはむやみに走ることではなく、ゆっくりでもある程度の距離を走ること
ですが、電車にして2駅程度離れた街を往復するぐらいのもので十分です。大げさ
に構えず、軽い気持ちで走ってみることが大切です。
サイクリングによるエネルギー消費はそれほど多くはありません。いろいろデータ
はありますが、目安は、時速10kmで1時間走れば300kcalです。
時速15kmなら
ば45分程度で300kcal消費できます。