疾患・特集

ウサギ跳びは有害

日本体育協会も勧告

かつてのスポーツのスパルタ指導者が行った象徴的な体罰が「ウサギ跳び」。
練習中に気合が入っていなかったりすると、グラウンド1周などが課せられたものです。
理由は、下半身を鍛えるため、というものでしたが、最近では、トレーニングにならないどころかひざを痛める元凶との見方が定説となっています。
日本体育協会では、かなり前から、ウサギ跳びは有害であると勧告しています。ことに発育期の中学生では、ひざの下の骨の発育を阻害する恐れがあるため、止めるよう指導しています。

ひざを大切にしよう

人間のひざは、直立して歩くようにできており、完全に曲げてしまった体勢で体重を加えるのに適していません。
骨や関節がもろくなっている中高年は、ウサギ跳びに限らず、極端にひざの負担になる運動は避けたほうが懸命です。