疾患・特集

だれでも気軽にできる腕立て伏せ

高血圧や心臓の悪い人は要注意

引き締まった体をつくろうと、だれもがすぐに取り掛かれるのが腕立て伏せ。いつでもどこでもできるのがメリットで、腕の筋肉や胸の筋肉を引き締めるのに効果的です。同時に腹筋や背筋も鍛えられるとてもいい運動ですが、体調によってやり方を変えるなど注意が必要な運動でもあります。
気軽にできるのでいいのですが、一度にやる回数を多くすると高血圧の人や心筋に障害のある人は、腹部への圧力が高まって急な血圧上昇につながります。
その結果、脳出血を起こしたり、心筋梗塞にいたる場合もあります。

無理せず休みながら

腕立て伏せは持久力をつけるのにとてもいい運動なので、一回にたくさんやってしまおうと考えがちですが、中高年には危険が伴います。
ですから、苦しくなったら無理をせずに回数を加減し、休みながら行うことをお勧めします。体力をつけるための運動は、回数を急激に増やさずに、長続きさせることを目標にしてこそ高い効果が得られるというもの。くれぐれも強い腹圧を掛けないように注意しましょう。