疾患・特集

ウォーキングのトレーニングとは

まず2kmから

走ることはもちろん、歩くことさえずっと少なくなっている現代人が、自然な歩きを跳び越えて、いきなり走り出すのは考えものです。そこで歩く楽しさを求めながら、ウォーキングを健康・体力づくりに役立てていきましょう。
まず、2km以内、時間にして15~20分間以内ならば、迷わず歩きましょう。2km前後といえば、バス停とバス停の間で一駅、都心の地下鉄でも一駅くらいです。一度、歩いてみてください。なんだこんなに近かったのかと、新しい発見をするはずです。
ビルの中でも積極的にトレーニングしたいものです。エスカレーターやエレベーターを避けるのも一つの方法です。階段の上り下りは、平地歩行に比べると変化に富み、運動強度も十分で効果的です。平地を歩くときとは違うお尻の筋肉が鍛えられるのでヒップアップにも役立ちます。ただ、無理をせず、楽しんで歩くことが大切です。気が向いたらやってみるということから始めます。一日置きでもいいでしょう。

筋力トレーニングも一緒に

ところで、運動不足で腹筋や背筋、脚筋などが衰えている人は、どうしても歩くのが苦手になっています。そういう人にはウォーキングと平行して行う筋力トレーニングをお勧めします。歩きながら片足跳びやつま先歩きをおり混ぜたり、縄跳びを習慣づけたりして、足はもちろん全身の筋肉を鍛えるようにしましょう。
そうすれば、歩くスピードがアップしてウォーキング効果も上がり、少しハードなアウトドア・ウォーキングやジョギングのあとも、筋肉痛には悩まされません。