食物繊維は、水に溶けにくいタイプと、溶けるタイプに分かれます。
タイプ | 分類 | 主な成分 | 主な起源 |
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不溶性 | 細胞壁構成物質 | ||
セルロース | β-D-グルカン | 植物性食品一般 | |
ヘミセルロース (非セルロース多糖) |
キシラン マンナンガラクタン |
植物細胞壁 | |
ペクチン(不溶性) | ガラクツロナン | 未熟野菜、果実 | |
リグニン | 芳香族炭化水素 | 植物性食品一般 | |
キチン | ポリグルコサミン | エビ、カニの外皮キノコ類の細胞壁 | 水溶性 | 非構造性物質 |
ペクチン | ガラクツロナン | 野菜、果実 | |
植物ガム | ポリウロニド | アラビアガム | |
粘質多糖類 | ガラクトマンナン グルコマンナン |
グアーガム種子 コンニャク |
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海藻多糖類 | アルギン酸 カラギーナン |
コンブ、アラメ 紅藻類 |
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化学修飾多糖類 | カルボキシメチルセルロース ポリデキストロース |
増粘剤 |
出典:「食品指導の ABC」日本医師会刊
IDFは水分を吸収して便を柔らかくし、消化管を通過する時間を短くします。
SDFはIDFよりさらに水を吸収して膨らむうえ、保水力が優れているためさらに強い効果を示します。
また、SDFは胃内滞留時間が長く、耐糖能の改善、インシュリン分泌の節約、コレステロール吸収の低下、体内コレステロール濃度の正常化をもたらす作用があるため、IDFよりもさらに多く取ることが望ましいとされています。