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海藻はリン/カルシウムのバランスが良いカルシウム食品?

加工食品やインスタント食品でリン過剰に

カルシウムはリン灰石〔ヒドロキシアパタイト:Ca10(PO4)OH2〕の形で人体を支える骨をはじめ、歯などの硬組織を形作っています。つまり、骨や歯を形成していくためには、カルシウムだけでなく、リンも大切な無機質なのです。
カルシウムやリンなどのミネラル類は、体内で合成されないため外部より摂取しなければなりません。カルシウム/リン比は1:1が望ましいと考えられています。カルシウムの1人1日当たりの目標摂取量は約600mgなので、リンの目標摂取量も600mgになります。
しかし、最近ではリンが加工食品やインスタント食品に広く用いられていることから、リンの過剰摂取が指摘されています。リンの1日摂取量が2000mgを超えるとカルシウムの摂取が追い付けず、副甲状せんの機能が高進してしまう外、腎臓にも負担がかかります。

バランスの取れたカルシウム食品

「日常食品のリン量及びカルシウムとの比」をみると、干しのりでリン12mg、カルシウム8mgとなっており、その比率は3:2なので、比較的バランスのよいカルシウム食品といえます。
また、ホウレンソウ、牛乳、豆腐もバランスが良く、含有量も多いため、干しのりに劣らないカルシウム食品といえます。

日常食品のリン量及びカルシウムとの比

食品名 1回の摂取量 リン/カルシウム
(g) リン(mg) カルシウム(mg)
精白米飯 130 39 3 13.0
ソバ 283 31 9.1
ジャガイモ 130 71 6 11.8
焼きチクワ 120 132 18 7.3
牛肉 120 4 30.0
豚肉 152 4 38.0
ビール 89 13 6.8
食パン 35 18 1.9
サツマイモ 200 88 64 1.4
豆腐 85 120 0.7
牛乳 180 200 0.9
マーガリン 10 1 1 10
ホウレンソウ 50 30 28 1.1
干しのり 2 12 8 1.5

出典:小原哲二郎「リン酸のはたらきその重要性」第一出版、1983

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