疾患・特集

緑茶は飲むより食べる方がいい?

緑茶は生活習慣病などを防ぐ栄養素が多い

緑茶の葉には、がんなどの生活習慣病や老化を防ぐカロチン類やビタミンC、カテキン類が多く含まれています。
ただし、カロチンはふつうお湯や水に溶け出さないので、お湯で溶出したものを飲んでも摂取できません。
ビタミンCは壊れやすいので、これも取ることはできません。
カテキンはお湯に溶け出るので通常の溶出茶にも含まれますが、溶出茶の99%は水分ですからカテキンの量はごくわずかしかありません。

食べる方が効果的

つまり、緑茶の栄養素のほとんどは捨てられてしまう茶がらのほうに含まれているので、従来の飲み方ではわずかしか摂取することができないのです。
従って、カロチン、ビタミンCやカテキンを大量に取るには、抹茶として、あるいは茶葉をそのまま食べる方が効果的です。
日本ではお茶の発がん予防効果に関する臨床試験が進められていますが、これに用いられているお茶の錠剤も、粉末にして固められたものです。