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吸収されやすいカルシウム食品、吸収されにくいカルシウム食品

カルシウムを摂取するには牛乳が最適

カルシウムを多く含む食品は少なく、また吸収率の低い食品が多いので、よく選ぶ必要があります。食品中のカルシウムの大部分は骨や歯にありますが、肉類には少ないので、骨ごと食べる小魚、牛乳や卵を多く取るようにします。

カルシウムの吸収率は、カルシウムとリンの比が1:1程度のときが最も良いとされています。
牛乳はリン酸を多く含み、その比もだいたい1:1で吸収も良く、カルシウムを摂取するためには最適の食品といえます。
牛乳のカルシウム吸収率が50~60%に対し、小魚が30%、野菜は20%位です。
欧米人が主に牛乳・乳製品からカルシウムを取っているのに対し、日本人は小魚や野菜、海藻からカルシウムを取っています。これらも日本人のカルシウム不足の原因になっています。

なお、乳製品に含まれる乳糖はカルシウムの吸収を助けます。同様に、アスコルビン酸、たんぱく質、ビタミンDもカルシウムの吸収を助けます。