たんぱく質の過剰摂取、特に動物性たんぱく質を食べ過ぎると、これらは動物脂肪やプリン体を含んでいることが多いため、動脈硬化とそれに伴う心臓病や痛風を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
たんぱく質は消化酵素の作用を受け分解され、アミノ酸となり腸から吸収され、門脈から肝臓へ運ばれます。肝臓でアミノ酸を構成する窒素成分の一部はアンモニアとなり、大部分は尿素になって腎臓から尿とともに排せつされ、体内の窒素バランスは保たれます。
しかし、たんぱく質を取り過ぎると肝臓でのアミノ酸代謝が進み、多くの尿素が出ます。そこで腎臓では絶えず排泄しなくてはいけなくなり、腎臓本来の仕事量を超えてしまい、機能低下を招いてしまいます。
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