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食塩感受性高血圧は危険度が高い

心臓病や脳血管障害に影響

大阪・国立循環器病センター腎臓内科の木村玄次郎氏らによって、本態性高血圧患者を食塩感受性と非感受性に分けて、重い心臓病や脳血管障害の発生頻度を比べた結果が、医学雑誌の「ランセット」350巻9093号(1997年)に報告された。
食塩感受性の判定は、1週間の低食塩食(0.5g/日)、引き続いて1週間の高食塩食(14.5g/日)にした時に、血圧が10%以上変化するものとしている。
食塩の感受性を判定した時点で何ら合併症がなかった156人のうち、62人が食塩感受性、94人が非感受性という結果となった。
平均で7年間追跡したところ、心臓の左室肥大は食塩感受性グループでは38%に認められたが、非感受性グループでは16%とちょうど半分。重い心臓病や脳血管障害が1年間に起こる確率を計算したところ、食塩感受性グループでは100人当たり4.3人だったが、非感受性グループでは2.0人と、これも半分以下だった。

腎臓、心臓、脳血管を障害する

食塩感受性の患者では、腎臓の糸球体の出口にある血管が狭くなっているため、血液は糸球体に流れてくる際に出にくくなり、血圧が高くなるという特徴が見られた。
また、腎臓の障害を表す微小アルブミン尿も見られたという。
この結果から、食塩感受性高血圧は、腎臓に早期に障害を与えるばかりでなく、心臓や脳血管に障害を与える可能性が高まることが推測される。
食塩を取ると血圧が上がるタイプの高血圧患者は、より厳重な管理が必要だと言えるだろう。

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