疾患・特集

家庭用血圧計の種類と使い方

水銀血圧計とデジタル血圧計

家庭用の血圧計は、薬局、医療器具専門店、デパート健康用品売場などで手に入れることが可能です。

種類としては、大別して、医師が使用しているものと同じ水銀血圧計と、デジタル自動血圧計の2種類があります。
デジタル自動血圧計には、手の指で測るもの、手首で測るもの、上腕で測るものなど、幾つか種類があります。
測定数値の正確さでいえば、水銀血圧計に軍配が上がりますが、デジタル血圧計は、価格も安いうえに、重量が軽く、手軽さの面で利用価値は高いでしょう。

測定する際の注意

測定する際には、以下のことに注意します。

  1. 1日に1、2回、決まった時間に測る
    血圧は1日のうちでも変動するため、時間を決めて測ることで、正しい血圧の状態が把握できます。
  2. 測る腕と姿勢は同じに
    右腕であれば右腕と決めて測ります。腕に、まひやこわばりなどがあるときは、障害のないほうの腕で測ります。
    また、測定の際には、座っていても寝ていてもいいのですが、いつも同じ姿勢で測るようにします。姿勢によって10~20mmHgの値の違いが出ることがあるからです。
  3. 寒い部屋で測らない
    寒い場所では、血管が収縮し、血圧が上昇します。
  4. 寝不足や過労など体調の悪い時は避ける
  5. 食後1時間以上経ってから測る
  6. 直前の喫煙やコーヒーは避ける
  7. 腕を締めつけた状態で測らない