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標準体重ってそんなに大事なの?BMIで分かる病気リスクの大きさ

標準体重は、私たちの体重が理想的にはどれくらいあればよいのかという観点から定められたもの。その値からの乖離の程度で自分自身の栄養状態、肥満度を判定することに活用できます。近年ではBMI(ボディ・マス・インデックス)が一般的に活用されている指標です。

標準体重より中身が大切

標準体重は、各個人の体重が理想的にはどれくらいあればよいのかという観点から定められたものです。
その値からのかい離の度合いで各個人の栄養状態、肥満度を判定することに活用されています。
かつてから標準体重を算出するさまざまな方式が唱われてきました。しかし、現在では1980年代以降に国際的に用いられているBMI(ボディ・マス・インデックス)の方式が一般化されています。

このような標準体重の数値から、自分の栄養状態や肥満の指数あるいはやせの程度を把握しておくことは、日ごろの健康を維持するうえで一応の目安にはなります。
しかし注意したいのは、標準体重はあくまでも体重であってその中身を意味するものではありません。同じ体重の人でも筋肉が多いのか、体脂肪が多いかによって健康の状態も違ってきます。また、人それぞれの体質の違いもあります。
従って、標準体重や外見を意識するあまり、体重だけを減らそうとすると、過度なダイエットなどによって健康を害することが生じてしまいます。

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