疾患・特集

和食はバランスメニュー

肉と野菜を交互に食べる和食

和食の平均的なメニューを見ると、肉類が多い欧米に比べ脂肪の摂取量が少なくてすみます。
主食はご飯、メインのおかずは、肉、魚、卵、大豆製品など、良質のたんぱく質が中心となっています。肉と魚を一緒に食べることはほとんどなく、交互に食べるというのが一般的で、肉と魚の割合はほぼ1対1です。さらに野菜や海藻、きのこなどが加わります。

脂肪少なく、食物繊維が豊富

和食の特色は脂肪が少ないものが多いということです。この脂肪が少ないということと、緑黄色野菜が比較的多く取られているということが、生活習慣病の予防に大きな役割を果たしていたのです。
もっとも、最近は、日本人の食生活が欧米化したことから、生活習慣病の元凶ともいえる肥満が大きな問題としてクローズアップされてきました。
もう一つ、和食で見逃せないのは、穀類をはじめ、食物繊維を含んだ食品が多いことです。食物繊維は大腸がんなどを予防します。
また、煮しめなど、食物繊維やビタミン、ミネラルなどを多く含んだ野菜を、生で食べるよりずっと多く取ることができるのも和食の特長です。