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健康相談
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田中先生
田中先生への質問

[専門:神経内科、東洋医学、産業保健など]

健康相談一覧

指圧でできることは?(和製ハイジ、30代 女性)

東洋医学専門の先生に、回答をお願いします。
硬化症の初期症状に対して、指圧のつぼを押さえる事によって進行を少しでも遅くすることは可能でしょうか。薬での治療は行っていますが、将来の事を思うと本当に不安です。スポーツをするなど努力はしていますが、薬による治療と同時に、指圧に少しでも効果があるのなら試してみたいと思っています。進行を少しでも遅らせてみたいのです。
よろしくお願い致します。

指圧によって筋肉の血流の改善や筋肉をやわらかくする効果が期待できるはずです。

難しい診断名で大変ですね。硬化症と一口に言っても、「多発性硬化症」や「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」、「その他硬化症」があり、いただいたメールの内容だけでは、診断名が明確ではありません。しかしながら、硬化という名であれば、神経または筋肉が硬化している状態だと思います。そこで和製ハイジさんは、指圧という治療による効果を期待されているのだと思います。残念ながら、難病に対する東洋医学治療における効果のエビデンス(証拠)は明らかになっている物が少ないのですが、現在、米国のNIH(米国国立衛生研究所)でも、鍼灸治療をはじめとするアルタナティヴ・メディシンの科学的証拠について研究を進めています。

難病、または現在の西洋医学では有効な治療法や進行を遅らせる治療法が明らかにされていない疾患の場合は、代替医療、特に指圧や鍼灸などの東洋医学的治療を試される方も多くいらっしゃいます。少なくとも指圧によって肩こりが改善しますので、筋肉の血流の改善、筋肉そのものを軟らかくする効果は明らかです。つまり硬化症に対しても、良い効果は期待できるはずです。

いわゆる西洋医学での治療法が確立していないような難病に対しては、東洋医学を含めた各種の治療法を検討し、生活改善を総合的に行うことが大切です。主治医の先生との相談しながら、ひとつの治療法に頼るのでなく、各種の治療法を経験して、最も自分に合う治療法を作り出していかれると良いでしょう。



田中伸明 先生
ご活躍の場: 京都産業大学経営学部ソーシャルマネジメント科 教授
日本大学工学部電気電子工学科 客員教授
会津大学産学イノベーションセンター 客員教授
その他上場企業の取締役など、ビジネスの場でも活躍

田中伸明 先生
ご専門: 認定産業医、神経内科認定医、内科認定医、東洋医学会専門医
ご経歴:

鹿児島大学医学部 卒業、神経内科、東洋医学の研修後
長野県組合立諏訪中央病院分院リバーサイドホスピタル・東洋医学センター医局長
McKinsey&Company,Inc,Japan インターン
厚生省 国立医療・病院管理研究所 特別研究員を経て
数多くのヘルスケアベンチャーの設立に関与し、現在に至る

所属学会・
団体:
日本神経学会、日本内科学会
日本コンピュータサイエンス学会 幹事
先生から一言: 時代が大きく変わろうとしています。変化を恐れず、自ら変化を起こしていく、これが新しい時代の生き方と思っています。この時代を一緒に楽しみたい方、この指とーまれ!皆さんよろしくお願いします。
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